クラウドフォン(PBX)のメリットを最大限に生かすための手段の一つとして、通話料0円となる内線通話をいかに活用するかというポイントがあげられます。
従来のビジネスフォンと異なり、同じ事務所内のスタッフ同士だけではなく、拠点間、店舗間、外出中スタッフとも内線で無料通話できるのがクラウドフォン(PBX)の大きな特色です。
無料で気軽に連絡が取れることからコミュニケーションが活性化し、業務が活性化されたという事例もあります。
今回は、通話0円という観点からクラウドフォン(PBX)について紹介します。
目次
1、クラウドフォン(PBX)で可能な通話0円
クラウドフォン(PBX)で可能となる0円通話について紹介します。
事務所内の内線
従来のビジネスホンでも同様ですが、事務所内の内線通話は通話料0円で利用できます。
クラウドフォン(PBX)の場合は、ビジネスフォン電話機の他に携帯電話やPCにも接続できるので、事務所内の内線の幅も従来のビジネスホンと比べると幅が広がります。
拠点間の通話
クラウドフォン(PBX)の場合は、他の支社や営業所など離れた拠点とも0円通話が可能です。
従来のビジネスフォンの場合は、同じ拠点にある同じPBXに接続したビジネスホン同士のみが通話0円でしたが、クラウドフォン(PBX)の場合はインターネット上に仮想PBXにアクセスするため離れた事務所同士でも無料通話が可能になるのです。
店舗間や店舗・本部間の通話
拠点間での0円通話同様に店舗間や店舗と本部との通話も0円通話が可能です。
従来のビジネスフォンの場合は、PBXが効果であり店舗間が無料になるわけでもないため、店舗にビジネスフォンを設置するメリットはほとんどありませんでした。
しかしながら、クラウドフォン(PBX)の場合はイニシャルコストを抑えてビジネスフォンを設置できることに加えて、通話量削減効果も見込めるため、家庭用電話機ではなくクラウドフォン(PBX)を設置する店舗が増えてきています。
フランチャイズ本部と加盟店などでも同様の活用法が見られます。
在宅ワーカーやテレワークスタッフとの通話
働き方の改革に伴い、企業に所属しながら在宅で仕事をしたり、会社以外の場所で勤務したりする労働者が増加しています。
クラウドフォン(PBX)を導入すればこれらの方々とも内線通話で0円通話することが可能になります。
会社への勤務時間が限定的となるこれらのスタッフとは、電話やメールが主な連絡手段となりますので、通話料0円になることで業務のクオリティの向上が期待できます。
2、通話料0円によるメリット
クラウドフォン(PBX)で通話料0円になるメリットについて紹介します。
コスト削減
コスト削減は、内線0円の本来の趣旨となります。
上述したとおり従来のビジネスフォンと比較すると0円通話できる範囲が広いため、利用法によってはかなり大きなコスト削減効果が期待できます。
業務の活性化
通話料を気にせずにやり取りできるので、コミュニケーションが円滑化し業務を活性化に成功したという事例もあります。
特に、外出の多いスタッフや在宅ワーカーについては、自身の携帯電話で発信する場合には通話料金がかかってしまうため通話している際に電話料金が気になってしまうことがあります。
三者通話などの機能を利用すれば、簡単な電話会議を行えるなど、単なる連絡ツールとしてだけではないビジネスツールとして利用の幅を広げられる可能性があります。
新たな雇用形態や働き方の創造
現在、政府によって推し進められている働き方改革。在宅ワーカーやテレワークをより幅広く活用していくためには、まず企業・組織として労働者が働きやすい環境を整えなければなりません。
クラウドフォン(PBX)は、在宅ワーカーもアプリをインストールするだけで利用でき、導入に対して手間も費用もさほど発生しません。
また、通話料無料で内線や転送機能が利用できるので、電話やメールなど業務の遂行に必要な連絡ツールの多くが無料で利用できることになります。
社内のスタッフにとっても、在宅ワーカーあてにかかってきた電話を転送したり、確認事項を内線通話で確認しやすくなったりするなどのメリットがあります。
3、まとめ
0円通話という観点から、クラウドフォン(PBX)について紹介しました。
0円通話は、事業所内の内線だけでなく、拠点間、店舗間、FC店舗、在宅ワーカーなど、従来は外線でやり取りを行っていた相手との通話が幅広く無料になります。
無料になることのメリットは、コスト削減はもちろんのこと、コミュニケーション円滑化による業務の活性化や在宅ワーカー、テレワークなどの働き方の改革にもつながる可能性があります。